表題番号:2015K-182 日付:2016/03/31
研究課題電気化学的部分酸化用SOFCの高出力化
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 中垣 隆雄
研究成果概要
固体酸化物型燃料電池(SOFC)の出力密度向上のために燃料極の反応が生じる三相界面(TPB)の密度の拡大のため,Ni/GDC比を変化させたAFLを介挿したSOFCによる発電試験で出力密度が約2.2倍となった.さらなる有効TPB密度の拡大のため,3DプリンタによるTPBの成形を目指し,1µmボクセルでの立体構造とその成形法を考案した.その上で,NiおよびGDCに高分散と粘度を調整した数種類のスラリーで吐出試験を行った.微細構造の形成に不利なサテライト数の低減のため,3Dプリンタの制御変数である電歪素子に印加する電圧と時間勾配を検討した結果,直径50 µm程度の液滴が吐出可能となった.