表題番号:2015K-181
日付:2016/04/11
研究課題動画像処理を用いた手術動作の予測法に関する研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 創造理工学部 | 教授 | 大谷 淳 |
- 研究成果概要
- 手術における看護師不足への対策として看護師ロボットの実現が望まれている。本研究では手術者を支援する看護師ロボットの実現を目指し、人間の看護師と同様に、手術野の動画像を分析し、自動的に手術の進行や状況を把握する方法の研究を行っている。既に提案した傷の縫合手術における動作認識手法の認識対象を二つの動作から五つの動作に拡張した[1]。さらに、認識手法の動作が終了する前に予測が可能な方法を提案し、検討した。Siding Windowを利用して連続動画像における動作開始点を抽出し、Ryooらの予測法、動的計画法、ベイズ推定等に基づき、動作の予測を行う[2~4]。本提案手法の有効性を実験により検証した。ただし、前述の予測法において用いる3D-SIFTに基づく特徴量の計算時間について、まだ改善する必要がある。