表題番号:2015K-160
日付:2016/03/04
研究課題信頼ネットワークにおける信頼度学習を利用したタスク割当て問題の研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 基幹理工学部 | 教授 | 菅原 俊治 |
- 研究成果概要
- 本研究では、自律的な主体であるエージェントが、他のエージェント達との共同作業を通じて作業効率や受託率などを一般化した信頼度と呼ぶ尺度で結びつきを表現し、そのエージェント社会全体の構造を活用して共同作業を促進させる基本メカニズムを発見することが目的である。本期間では、分散環境でのタスク割当を抽象的に表したチーム編成ゲームを提案した。提案ゲームを繰り返し、実際に安定したチームを構成する学習手法を提案し、またその結果競合が減少し、自然な協調グループが構成され、ゲーム効率が向上した。特に、合理的行動の他に、人間社会で見られる互恵行動を導入することが重要であることが分かった。