表題番号:2015K-148 日付:2016/02/29
研究課題自然エネルギーで半永久的に動作し続けるレジリエント集積回路設計技術
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 戸川 望
研究成果概要
 自然エネルギーを中心とした社会において,自然エネルギー発電で駆動する集積回路を動作し続けるためには,(A) 集積回路の消費電力量の無駄を極限まで省く設計技術,ならびに,(B) 自然エネルギーの電力供給に変動があっても動作する集積回路の設計技術が鍵となる.
 本研究は,(1) 集積回路の正常動作と回路要素の正しい結合状態とが等価であることを利用し,(1-1) 結合状態を監視する回路技術,(1-2) 結合状態に異常が見られた場合これを修復する回路技術を構築した.さらに (2) 結合状態の監視・修復技術を持った回路設計技術を構築した.さまざまなアプリケーションに適応した結果,20%を超える性能マージンの削減に成功した.