表題番号:2015K-063
日付:2016/02/23
研究課題ゴードン・クレイグの日本人形劇受容とその影響に関する研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 文学学術院 文化構想学部 | 助教 | 菊地 浩平 |
- 研究成果概要
- 本研究課題において報告者は昨年度に引き続き、ゴードン・クレイグが複数の未発表資料のなかで日本人形劇に言及している記述をもとに彼の演劇活動との関連を検討し、一定の成果をあげた。
クレイグの手書き草稿を含む未発表資料については、近年の研究において徐々にその重要性が指摘され始めてきている。だがクレイグ演劇と日本人形劇の関連についてはその検証が十分になされてはおらず、本研究により当該分野に着手することで国際的にも重要な成果を発信することが可能になる。
そうしたことを踏まえ本年度は、手書き草稿における日本人形劇への言及箇所を踏まえ、それがクレイグの演劇論「俳優と超人形」にどのように反映されているかを検討し、早稲田 表象・メディア論学会や国際日本文化研究会にてその成果の一部を発表した。