表題番号:2015K-053 日付:2016/02/17
研究課題時間横断的メタ分析による自尊感情の時代変化に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 教授 小塩 真司
研究成果概要
「日本人の自尊感情(self-esteem)が低下している」という言説をよく耳にすることがある。しかし,その根拠は曖昧なものである場合が多い。小塩・岡田・茂垣・並川・脇田(2014)は,時間横断的メタ分析(Cross-Temporal Meta-Analysis; CTMA)という手法を用いて,この問題を検討した。本研究の目的は,小塩他(2014)では扱われていなかった,より近年の自尊感情を使用した論文を収集すること,そして他の指標についても資料収集を行なうことであった。結果より,自尊感情の低下はさらに近年も継続していることが示された。