表題番号:2015K-051
日付:2016/02/21
研究課題ディケンズ晩年の作におけるセンセーションの解析
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 文学学術院 文化構想学部 | 教授 | 梅宮 創造 |
- 研究成果概要
- チャールズ・ディケンズの公開朗読は古くから注目され、その尋常ならぬ営みにディケンズの人生と文学の特質を読もうとする論文の類も少なくない。本研究ではそれらを踏まえつつ、ディケンズの文学資質すなわちディケンズの“art”との関わりから見る朗読「サイクスとナンシー」の特異性に主要テーマを置いた。具体的には、ディケンズ晩年における長短の作品をセンセーションの要素に着目しながら精査すること、また当時流行した‘sensation novels’と、その周辺事情の調査を併行してすすめること、この2点に絞った。成果の一部は本年3月発行予定の早稲田大学紀要論文(「朗読『サイクスとナンシー』の謎」)に反映している。