表題番号:2015K-046 日付:2016/02/17
研究課題日本の法律専門職の倫理と規律に関する再検討―法律専門職制度の再構築を目指して
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 大学院法務研究科 准教授 石田 京子
研究成果概要
 本研究の背景にある報告者の長期的な研究課題は、法律専門職と倫理と規律のあり方について、比較法的・法社会学的手法を用いて検討を行い、日本における法律専門職のあるべき行為規範・統治構造について提言を行うことである。本研究では、その一部として、弁護士懲戒制度に焦点をあて、法社会学的な検討を行った。
本研究費を利用して2015年7月にスペインで行われた弁護過誤に関するワークショップに出席し、報告を行った。このワークショップには、弁護士制度に関心のある世界中の法社会学者約20名が集ったが、他の参加者から極めて有益な批評を受けることができた。ここでの報告をもとに、現在、ヨーロッパの法社会学の学術雑誌に論文(英文)を投稿している。