表題番号:2015K-040
日付:2016/05/06
研究課題現代の新しい人権問題の解明のための生命権、人格権、人間の尊厳の基幹権利性の論証
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 法学学術院 大学院法務研究科 | 教授 | 戸波 江二 |
- 研究成果概要
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本研究の目的は、生命権、人格権、人間の尊厳の権利性を確認し、それを手がかりに現代人権問題を解明することにある。
ヘイトスピーチ規制の是非、およびヘイトスピーチ団体の市民会館の利用不許可の是非について、厳密な手続の下で規制することは憲法上許されると報告した。
夫婦別姓訴訟が最高裁で大法廷回付されたことに伴い、2013年に書いた東京高等裁判所あての意見書を加筆補充のうえ、早稲田法学に掲載した。
生命権について、ヨーロッパ人権裁判所の生命保護のための国の積極義務論について研究した。
人格権について、ドイツ連邦憲法裁判所の憲法上の人格権論および情報自己決定権の発展について研究した。