表題番号:2015K-036 日付:2016/04/11
研究課題自己負罪拒否特権の存在意義に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 大学院法務研究科 教授 小川 佳樹
研究成果概要
本研究では、合衆国憲法修正5条の自己負罪拒否特権の存在意義について豊富な議論の蓄積のあるアメリカ法を参考として、憲法38条1項の自己負罪拒否特権の存在意義を明らかにすることを試みる。そして、平成27年度は、とくに、修正5条の自己負罪拒否特権の存在意義として伝統的に挙げられてきたもの――1964年に下された合衆国最高裁判所のマーフィー判決(Murphy v. Waterfront Comm'n, 378 U.S. 52 (1964))が掲げる7つのもの――をめぐるアメリカの議論状況を明らかにした。