表題番号:2015K-035 日付:2016/02/17
研究課題債務者財産照会制度の諸外国における運用状況と、わが国での立法提案に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 大学院法務研究科 教授 内田 義厚
研究成果概要

201511月、昨年に引き続き、台湾を訪問し、台北地方法院で財産調査制度についての実情調査を行い、月当たりの処理件数の統計資料などを得ることができた。次に、台湾の法官(裁判官)及び裁判所職員に対する研修機関である台湾法官学院を訪問し、ここで日本の民事執行制度の変遷及び債務者財産開示制度の現状と課題について講演を行い、さらに、執行制度を専門に扱う法官とのパネルディスカッションも開催され、意見交換を行った。さらに、国立台湾大学で、民事手続法を先行する許教授にお会いし、台湾の財産調査制度についてレクチュアを受け、さらに法律上あるいは理論上の根拠及び問題点について討論を行った。<?xml:namespace prefix = "o" ns = "urn:schemas-microsoft-com:office:office" />