表題番号:2015K-033 日付:2016/03/30
研究課題金融機関グループにおけるガバナンスの研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 大学院法務研究科 教授 岩原 紳作
研究成果概要
 本研究においては、金融機関グループのあるべきガバナンス体制の検討を行った。その結果、金融機関グループにおいて主に金融持株会社形態が採られているのは、同形態を採ることによってグループ全体の利益を図る経営が行われやすいためであること、そのような金融持株会社の機能を発揮するためには、金融持株会社の取締役会はグループ全体の経営の監督を行うべきであり、取締役会の在り方としてモニタリング・モデルを採用し、独立取締役が経営者の監督をしっかりできる体制を確立する必要があること、等を明らかにすることができた。