表題番号:2015K-021 日付:2016/04/12
研究課題ポライトネス誘因による語用論的制約操作が言語表現の意味変遷に与える影響の考察
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 法学部 教授 首藤 佐智子
(連携研究者) 法学部 学部学生 緒形杏史由
研究成果概要
本研究では、言語形式の語用論的制約が操作された事例のうち、「普通に」や「微妙」などに焦点をあて、アンケート調査や「現代日本語書き言葉均衡コーパス」をもとに、その意味伝達の仕組み及び意味変遷をポライトネス誘因の観点から考察した。「普通に」に関しては、緒形杏史由氏(早稲田大学)と共同で論文を執筆し、2015年12月に電子情報通信学会思考と言語研究会(早稲田大学)において「近年の「普通に」の言語使用における泡沫性ポライトネス効果」と題して発表した。また、2016年1月に聞き手行動ラウンドテーブル(龍谷大学)で、「ポライトネス方略を伴う評価提示発話に対する聞き手の『値踏み』行動を考える」と題した発表を行なった。