表題番号:2015K-002 日付:2016/03/21
研究課題日本の若手・女性経済研究者の現状と課題分析
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 政治経済学術院 政治経済学部 教授 上田 貴子
研究成果概要
 近代経済学分野における若手研究者の研究支援ニーズを把握することを目的とし、博士院生及び期限付き有職者を対象としたウェブ・アンケート調査を2015年11-12月に実施、有効回答130名を得た。本調査結果から、若手は英語による学会報告や論文投稿に積極的に取り組んでいる一方、大学院で英語報告や投稿・査読対応等の指導を受ける機会や研究費が必ずしも十分とは言えないこと、若手の多くはポストを得るための研究業績に不安を持っていることも示された。これに並行して、文部科学省「学校教員統計調査」分析も継続し、女性教員の職階は男性教員よりも低く、同年齢・職階でも男性教員より給与も低いという分析結果を報告した。