表題番号:2015B-497
日付:2016/04/09
研究課題大容量データ処理時の計算資源の有効利用を目的としたタスクスケジューリング
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | グローバルエデュケーションセンター | 助教 | 金光 永煥 |
- 研究成果概要
本研究では,同時複数処理可能な計算機が分散された環境における,計算資源の有効利用を目的とした資源割り当て手法を開発した.特に,計算資源を枯渇させずに自動的に効率良く処理させる方法,すなわち各計算機にどの仕事をどの程度の大きさで割り当てるべきかを理論的に確立した.さらに,実行に必要な計算機を自動的に選択し,そしてその計算機に割り当てる処理単位の生成,及びその大きさを導出するための基準,タスクスケジューリングアルゴリズムを確立した.従来のタスクスケジューリング手法との比較により,大容量データ転送を含むジョブであれば特に応答時間の短縮,さらには計算資源の有効利用できることが確認された.