表題番号:2015B-464 日付:2016/04/06
研究課題外国人受刑者の矯正処遇における日本語教育研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 国際学術院 大学院日本語教育研究科 教授 宮崎 里司
(連携研究者) 国連アジア極東犯罪防止研修所 教官 吉村幸司
研究成果概要
本研究は、国内の刑事施設に収容されている外国人受刑者(F指標)への矯正処遇における日本語指導プログラムの導入や改善を目的とした基礎データの収集および提言を目的とするものである
こうした成果は、外国人受刑者の心情把握や施設内での懲罰の減少にもつながり、処遇職員とのコミュニケーションを円滑に遂行させ,施設職員の接遇能力の向上や、自己肯定感に基づいた処遇の自信回復の醸成につながる。具体的には、法務省矯正局成人矯正課の支援を受けながら、刑事施設に配役されている職員に対する研修プログラムの改善も検討する。欧米などでは、すでに実践プログラムなどが導入されているが、今後移民社会化する日本においても、同様な処遇環境整備ならびにサスティナブルな多文化共生社会の観点から重要な政策となると思われる。本研究の成果を基に、平成28年度、科研「挑戦的萌芽」に申請し採択に至った。