表題番号:2015B-424 日付:2016/04/11
研究課題生活習慣病の遺伝的リスクを打ち消す運動習慣と食生活の相乗効果の検証
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 教授 樋口 満
(連携研究者) スポーツ科学学術院 教授 村岡 功
(連携研究者) スポーツ科学学術院 教授 坂本 静男
(連携研究者) スポーツ科学学術院 泰雄 川上
(連携研究者) スポーツ科学学術院 克彦 鈴木
(連携研究者) スポーツ科学学術院 浩一朗
(連携研究者) スポーツ科学学術院 鳥居
(連携研究者) スポーツ科学学術院 素子 田口
研究成果概要
中高齢男女275名を対象とした横断研究により、腹部肥満およびメタボリックシンドローム(MS)発症に及ぼす食生活パターンの影響を検討した。簡易型自記式食事歴法質問票により求めた52の食品および飲料の摂取量を変数とした主成分分析の結果、第1食事パターンとして、野菜、果物、海草、きのこ、いも類の主成分負荷量が高く、めしの値が低い、“副菜重視型”の食事パターンが同定された。さらに、第1食事パターンの第4四分位群において、第1四分位群と比較して腹部肥満者およびMS発症者は有意に少なかった。以上の結果より、野菜、果物、海藻、きのこ、いも類を多く含む食事パターンの者において、腹部肥満およびMSの発症リスクが低下することが示唆された。