表題番号:2015B-414 日付:2016/04/04
研究課題身体活動不足の犬の飼い主における散歩行動の変容を促す介入プログラムの開発と評価
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 教授 岡 浩一朗
研究成果概要

本研究は日本人中高齢者701名を対象に、犬の所有と客観的に測定された座位行動パターンとの関連について検討した。ペットの所有状況は、犬の所有群17.3%、犬以外のペットの所有群13.0%、ペットの非所有群69.7%に分類された。加速度計評価による座位行動パターンは、装着時間内における総座位時間および20分以上の座位行動バウトの割合、座位行動の中断頻度を算出した。交絡因子を調整したマルチレベル線形回帰分析の結果、犬の所有群はペットの非所有群と比べて、総座位時間割合および20分以上の座位行動バウト割合が有意に少なかった。犬を所有することによる飼育や散歩が、座りすぎを防止する可能性がある。