表題番号:2015B-401
日付:2016/04/11
研究課題日常生活でのコンピュータ操作のためのハーフインプラントデバイスに関する研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 人間科学学術院 人間科学部 | 助教 | 玉城 絵美 |
- 研究成果概要
- 従来のハンドジェスチャ入力のためのデバイスには,電源供給としてバッテリが必要不可欠であった.そのため,装置が大きくなるか有線となり,特定の状況で短期的にしか利用できないという問題があった.昨年度(2014年度),本研究では,RF(Radio Frequency)から電源供給を行うことで,バッテリが不要なハーフインプラントデバイスを提案した.また,提案デバイスを様々な状況で長期的に利用できるように,爪の上に固定できる半侵襲性を持たせた.続けて本年度(2015年度)は,ハーフインプラントデバイスのRF部品をFelica周波数に適応し,既存のカードリーダで電磁カップリングを行い,カードリーダ経由から取得できる磁場の歪みを検出することにより,ハーフインプラントデバイスが磁場の歪みが読める範囲内(ハンドジェスチャー操作ができる場所)にいるかどうかを推定するシステムを開発し,ハンドジェスチャー操作ができる場所が提示された場合の単純作業の効率について検証実験した.単純作業時の操作の効率は85%から100%に向上したが,操作速度については有意な差がみられなかった.また,ハーフインプラントデバイスのセンサ値変化による磁場の歪みを検出し,ユーザが情報入力するシステムを提案した.さらに,ハーフインプラントデバイスをネイルアートと組み合わせた場合の調査実験を実施した.