表題番号:2015B-390
日付:2016/04/11
研究課題FACSに基づく人工物の表情生成過程と表情認知・感情の関係構造の形式化と実装方式
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 人間科学学術院 人間科学部 | 教授 | 松居 辰則 |
- 研究成果概要
- 本研究では,本研究のテーマである「FACSに基づく人工物の表情生成過程と表情認知・感情の関係構造の形式化と実装方式」に関する基礎的知見を得ることを目的として,大脳小脳連関に着目した人型エージェントの表情動作に対する異常検知過程を説明する定性的計算モデルの提案を行った.本モデルに基づいた結果として,人型エージェントの情動状態が迅速に計算される必要があることが仮説的に導かれた.したがって,迅速な情動情報処理には,皮質下経路の中でも小脳との接続がある視床が重要な役割を果たしていることが示唆された.本研究の成果の一部は人工知能学会論文誌に原著論文として掲載された.