表題番号:2015B-384 日付:2016/02/17
研究課題アドラー心理学の共同体感覚を親子・学生・社会人に育成するためのプログラムの開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 向後 千春
研究成果概要
 アドラー心理学のキー概念である「劣等感」は、自己受容や自己効力感といった心理学的概念を経て「自己調整力」という能力に行き着いた。「ライフスタイル」は、パーソナリティ理論の構築、とりわけ「BigFive性格特性」といった研究成果を経て「対人関係力」という能力に行き着いた。そして、「共同体感覚」は、向社会性や向社会的行動といった概念を経て「品格教育」あるいは「市民性教育」の必要性に行き着いた。本研究では、これらの流れを実証的データと現場での実践によって裏付けることを試みた。その結果、いくつかの成果を得ることができた。