表題番号:2015B-357 日付:2016/04/10
研究課題大都市コミュニティを再生する高齢者主体の参加型市民事業の実証研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 社会科学総合学術院 社会科学部 教授 卯月 盛夫
(連携研究者) 社会科学総合学術院 教授 土方正夫
(連携研究者) 社会科学総合学術院 教授 早田宰
(連携研究者) 社会科学総合学術院 教授 佐藤洋一
研究成果概要

 横浜市の「ヨコハマ市民まち普請事業」によって、高齢者が拠点を整備して市民事業を実施している箇所を対象に、スタッフと利用者合計402人のアンケート調査をしたところ、高い満足度94パーセントと幸福感96パーセントを感じていた。また、76パーセントの人が520人の人と面識・交流があり、77パーセントの人が「社会は信頼できる」と回答しており、ソーシャルキャピタルが育まれている。さらに拠点の社会的価値評価では、最頻値は1000万円が2拠点、500万円が1拠点、100万円が2拠点で、最高値は1億円が4拠点、5億円が1拠点であり、横浜市の整備助成金がわずか500万円であったことを考えると、この拠点整備事業の費用対効果は極めて高い。