表題番号:2015B-323
日付:2016/03/30
研究課題脂肪蓄積を制御する新しい低酸素ストレス応答の解明
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 教授 | 合田 亘人 |
(連携研究者) | 先進理工学研究科 | 修士2年 | 横野 航太 |
(連携研究者) | 先進理工学研究科 | 修士1年 | 山田 祥子 |
(連携研究者) | 先進理工学研究科 | 修士1年 | 横関 京介 |
(連携研究者) | 先進理工学部 | 学部4年 | 田中 裕子 |
(連携研究者) | 先進理工学部 | 学部4年 | 橋本 昂士郎 |
- 研究成果概要
肥満は糖尿病や動脈硬化など健康寿命の延伸を妨げる重篤な疾患の共通した基盤病態である。本研究では、肥満の形成・進展における低酸素の病態生理学的意義を明らかにすることを目指し、ショウジョウバエを用いた遺伝的スクリーニングによる新しい低酸素ストレス関連因子の同定とその機能解析に取り組んだ。その結果、脂肪組織において、低酸素ストレス応答の中心分子HIFの恒常的な活性化により惹起された脂肪蓄積抑制にかかわる遺伝子の同定に成功した。また、3T3-L1細胞を用いた解析から、この遺伝子のマウスオロソログの発現抑制が脂肪蓄積を抑制することも見出した。