表題番号:2015B-321 日付:2016/04/12
研究課題Cdk5活性化サブユニットp35の統合失調症への関与の解明
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 大島 登志男
研究成果概要

統合失調症患者脳の解析からCdk5活性化サブユニットp35タンパク質量の減少が報告された。また、統合失調症患者の神経細胞のスパイン密度が減少していることが報告されている(Garey1993, 1995, 1998; Glantz&Lewis 1995, 1996)。本研究では、条件付けp35遺伝子改変マウス(p35cKOマウス)におけるスパイン密度を解析した。その結果、発達期と成熟期のいずれにおいてもスパイン密度が減少していること、さらにその減少が大脳皮質と海馬の神経細胞で観察し、学術誌に報告した(MitaCerebral cortex 2016)。