表題番号:2015B-298 日付:2016/04/09
研究課題CALETによる重力波候補イベントのX線・γ線領域におけるフォローアップ観測
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 鳥居 祥二
(連携研究者) 理工学術院理工学研究所 次席研究員 浅岡陽一
研究成果概要
重力波源は可視光・電波に加えてX 線・ガンマ線といった電磁波の発生源でもある.特に,ガンマ線バースト(GRB) の内,継続時間が2秒以下で”硬い”スペクトルをもつShort GRB は,中性子星連星もしくは中性子星とブラックホールの合体によって生まれると考えられている.本研究では,平成27 年にISS「きぼう」で観測を開始するCALorimeteric Electron Telescope (CALET) に搭載される主検出器のCalorimeter とGamma-ray Burst Monitor (CGBM) により,X線・ガンマ線領域での重力波候補イベントのフォローアップ観測を10月中旬の運用開始以来実施している。現在までに,その期間における重力波検出の公開情報は、LIGOチームからまだ発表されていないが、発表があり次第に、それと同期したガンマ線バーストの有無が検証可能である。