表題番号:2015B-227 日付:2016/03/03
研究課題中国古典医学と建築関係研究との対応付けによる疾病を予防する建築を提案するシステム
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 渡辺 仁史
(連携研究者) 理工総研 客員准教授 林田和人
研究成果概要
中国古典医学の基本的な考え方は、これまで方位など地域環境との関連で捉えられてきたが、
本研究では疾病を予防する「未病」という最近の考え方を参考に、これまで研究室で取り組んできた「行動を予測」研究を体系づける考え方について整理し、建築空間に求められる予測技術について提案を行った。
具体的には、空間を認知する人間の五感と健康との関わりを、センシング技術を用いてモデル化したり、行動を予測した結果を視覚化する技術、さらに最近話題になっている認知症患者に対する空間的な支援技術について提案を行った。これらの提案により、建築の設計時点で施設完成後の人間の健康への影響を予測することが可能であることを示した。