表題番号:2015B-223
日付:2016/04/12
研究課題鉄筋コンクリート躯体における配筋の品質確保技術に関する研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 創造理工学部 | 教授 | 嘉納 成男 |
- 研究成果概要
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建築物の鉄筋コンクリート工事について、工事現場のタワークレーンの上から撮影した写真画像を多視点画像法を用いて点群モデルに変換した後、鉄筋部材の位置や出来形の把握を行う技術を開発した。
実験では、工事現場を約50枚程度の写真画像から点群モデルを造りだして、下記に示す解析方法を確立した。
(1) 点群モデルとCADモデルとの照合による位置品質の検査技術
(2) 点群モデルからCADモデルには登録されていない資材等の特定技術
(3) 点群モデルの差分による進捗の把握技術
(4) CADモデルに基づく部材の接合関係の摘出技術
(5) 点群の差分結果による出来形の判定技術
本技術は、3次元CADシステムであるMIcroStation内のVBAを用いて、そのプロトタイプシステムを開発して、その有用性を実証している。