表題番号:2015B-216 日付:2016/04/09
研究課題最終処分場の再生-有用金属の経済的回収をめざした都市鉱山開発法の確立-
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 香村 一夫
(連携研究者) 理工学術院 教授 大和田秀二
研究成果概要
今日,レアメタル資源の消費は増加の一途を辿っている.一方,わが国においてリサイクル法が適用される以前は,種々の電子製品は分別されずに最終処分場に埋め立てられていた.しかし,処分場の浸出水からはメタル類はほとんど検出されない.即ち,それらのメタル類は廃棄物埋立層の中に残存していることになる.本年度の研究では,メタル類が賦存する形態とその濃度分布を可視化する探査方法の開発に焦点をあてた.上記目的のために,産業廃棄物埋立層における探査実験とその掘削埋立物を用いたピース実験を行った.その結果,強制分極法による電気探査で埋立層内の硫化鉄濃集ゾーンを判別できることが判明した.