表題番号:2015B-211
日付:2016/04/10
研究課題光音響効果を用いた空中音源の生成
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 基幹理工学部 | 教授 | 及川 靖広 |
(連携研究者) | 理工学術院 | 助教 | 池田雄介 |
- 研究成果概要
- 音響光学効果,光音響効果に関する理論,それを応用した光学的音響計測,空中に任意の音源を再生するシステムの基礎の確立を目的とした.まず,可聴音場における音響光学効果の理論解析および適切なモデルの検討を行なった.固体光音響効果の理論,サーモホンの理論,伝熱理論に基づき,光音響効果を利用した音響再生システムの実現に向けた統一的な理論構築のための検討を行った.次に,それら検討に基づき,位相シフト干渉法と偏光計測技術を組み合わせ音による高速な空気の屈折率変調を定量的かつ高空間分解能で計測可能とした.音響信号で変調したレーザを物体に照射することにより非常に小さい音圧であるが音の再生を可能とした.