表題番号:2015B-205 日付:2016/03/05
研究課題往復逓倍変調による広帯域周波数掃引信号発生
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 川西 哲也
研究成果概要



 

本研究課題の目標は往復逓倍変調による光領域におけるミリ波・テラヘルツ波を生成し、その周波数を広い帯域にわたって変化させる技術の確立である。

 往復逓倍変調はデバイス内で有限回光を往復させることで低い周波数の入力信号から高い周波数成分の生成(逓倍)を可能とする。低位相雑音のミリ波、THz信号発生に適している。本研究ではこれに周波数掃引の機能を持たせることを目標とする。往復させるという原理のためこれまでは一定周波数が前提であったが、掃引と同期した変調器制御により、広帯域光周波数掃引信号発生を目指す。今年度は周波数可変の基本原理の検討と、他の基準信号発生方式との比較を行った。