表題番号:2015B-171 日付:2016/02/29
研究課題ノーマリオフ計算のための書込みビットを厳密に最小化する書込み削減符号の構築
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 戸川 望
研究成果概要
 不揮発メモリはノーマリオフ計算の中心的役割を果たすが,不揮発メモリのビット書込みエネルギーはビット読出しに比べ1桁~2桁以上大きく,その成否は「不揮発メモリの書込みビットをいかに削減するか」にある.これに対し我々はデータを符号化することで,書込みビット数を厳密に最小化する符号構成方法の構築に成功した. 
 本研究では,まずノーマリオフ計算アプリケーションに最適な構成を持つ書込みビットを最小化する符号を構築し,符号化器,復号化器,メモリセルから構成される不揮発メモリシステムを構築した.さらにビット書込み削減と同時に,誤り訂正能力を持った符号を構築した.メモリエネルギーを最大40%程度削減した.