表題番号:2015B-114
日付:2016/04/02
研究課題戦後日本における女子大学の座標とその変遷-理念・教育内容・学生規模を中心に-
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 教育・総合科学学術院 教育学部 | 教授 | 湯川 次義 |
(連携研究者) | 教育・総合科学学術院 | 教授 | 吉田 文 |
(連携研究者) | 教育・総合科学学術院 | 専任講師 | 野口 穂高 |
(連携研究者) | 教育・総合科学学術院 | 元助手 | 松本 暢平 |
(連携研究者) | 愛知みずほ大学 | 専任講師 | 久保田 英助 |
- 研究成果概要
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本研究は、戦後に成立した女子大学について、女子大学が掲げる教育理念や学部・学科構成の特色、数量的推移などを分析し、その特徴の一端を明らかにすることにある。研究成果としては、第一に戦後の女子大学の全体的推移とその特質を確認した。その特質としては、家政学部や文学部を中心とする、戦前以来のジェンダー特性的な専門分野が多数であること、それに加えて1990年代以降、教員資格や学際系・情報系・の増加が指摘できる。第二に、教育理念や教育方針では、特性教育論的な表現はほぼ見られないこと、第三には共学化する女子大学が多く、1990年代から現在までに40校ほどが共学化している。さらに、共学化の理由についても類型化した。