表題番号:2015B-111 日付:2016/04/04
研究課題過疎地域活性化優良事例表彰地域のその後の展開の検証
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 教育学部 教授 宮口 としみち
研究成果概要
 国の過疎対策事業として行われてきた、過疎地域活性化優良事例表彰の対象となった団体を選び、その後の展開過程の実態を調査することによって、過疎地域に活力を生み出す方策のヒントとすることが目的である。下川町では、森林の持続的経営のもとでバイオマスエネルギーの自給の集落が生まれ、関係NPOの活動も盛んになった。南さつま市のNPOは集落の支援を超えて、商業施設のない地区にサロン的な商店を開業し、弁当の配達も手がける。南九州市のNPOは、大学と提携した古民家のリフォームによって市街地の活性化に踏み出した。上島町の「しまの会社」は特産物の通販と交流がさらに充実している。表彰がばねになって進化していることが共通点である。