表題番号:2015B-075 日付:2016/04/11
研究課題高度経済成長期の文学・文化についての国際的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文学部 教授 鳥羽 耕史
研究成果概要
 高度経済成長期の文学を中心とする文化について、社会的・国際的な視点から、従来の一国主義的な文学史・文化史記述の枠組みを超える、新しい読みかえをすることを目的として研究を進めた。具体的には、戦後における幻灯について、実際の上映とナレーションを実践した他、短い論考も発表した。また、〈現在の会〉による広義の「記録」について、昨年度の『ルポルタージュ 日本の証言』に続いて雑誌『現在』の復刻にも関わって解説を書いた。日米安保体制下の政治を体現した歌手として坂本九を読み解いたアメリカのワークショップでの発表と論文が、次の共同研究の構想にもつながることになった。