表題番号:2015B-062 日付:2016/04/11
研究課題古代マヤ政体の域内における動態と3Dアーカイブの構築に関する実証的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 教授 寺崎 秀一郎
研究成果概要

ホンジュラス共和国西部地域においてレンピーラ県グアルシンセ市に所在する石彫の3D化実験、コパン県ラ・ヒグア市所在のエル・プエンテ遺跡の発掘調査を実施した。

グアルシンセ市は、エルサルバドル国境と接する標高2000メートル近い高地にあるが、今まで考古学調査が実施されたことはなく、遺跡その他についても未踏査、未登録であった。文化史的には、レンカと呼ばれる先住民グループとの関連が強いことが想定される。地元住民の間では、古くから「生贄の石」として知られる石彫が私有地内にあり、この石彫の3D化実験を実施した。

エル・プエンテ遺跡は継続して調査をおこなっているが、今年度は、建造物6の西側で新たな建造物の存在を確認し(建造物215)、調査・修復をおこなった。