表題番号:2015B-055 日付:2016/03/23
研究課題近現代ロシア文化におけるプラトンおよび古代ギリシア表象の諸問題
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 教授 貝澤 哉
研究成果概要
 本研究は、2010年度~2013年度の科研費基盤(B)「近代ロシア・プラトニズムの総合的研究」(代表者:杉浦秀一)の成果を受け継ぎ、近代ロシア思想史においてプラトンとギリシャ文化が果たした大きな役割を多角的に究明しようとするもので、世界的にもこれほど広範囲な領域の共同研究は例がなく、これまでにも文集を3冊刊行するなど一定の評価を得てきた。
 今年度は、19-20世紀のロシア思想や神学におけるプラトン哲学とギリシャ文化の影響を、フィラレート、ナジェージヂン、チュッチェフ、ソロヴィヨフ、セルゲイ・ブルガーコフ、バフチンらの思想や文化理論のなかに探り、2016年3月2-3日、早稲田大学にて、杉浦秀一(北海道大学)、根村亮(新潟工科大)、兎内勇津流(北海道大学)、下里俊行(上越教育大学)、北見諭(神戸市外国語大学)、坂庭淳史(早稲田大学)、望月哲男(北海道大学)、金山浩司(北海道大学)を招いて研究会を開催した。