表題番号:2015B-023 日付:2016/04/01
研究課題長期失業者対策としての積極的労働市場政策の政策効果に関する理論研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 政治経済学術院 大学院政治学研究科 教授 福島 淑彦
研究成果概要
本研究の目的は、スウェーデンの労働市場政策を検証・研究することによって、日本の長期失業者を減少させるための解決方法を探ることである。先行研究では積極的労働市場政策の内、「Activation Policy」と呼ばれる労働政策については失業期間の減少と長期失業者の減少に有意に寄与するという研究が多数存在する。先行研究は主に実証的アプローチが中心であり、様々な要素間の因果関係や政策効果を理論的に説明する理論モデルを用いた分析はほとんど存在していない。このような状況を踏まえ、理論モデルの構築を行い、Activation Policyと失業期間の短縮化とがどのように関わっているのかを明らかにした