表題番号:2015A-048
日付:2016/03/31
研究課題社会の行動様式に観られる分布形成メカニズムへの統計物理学的アプローチ
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 教授 | 山崎 義弘 |
(連携研究者) | 中央大学理工学部 | 助教 | 山本健 |
(連携研究者) | 早稲田大学理工学術院 | 博士後期課程2年 | 成塚拓真 |
(連携研究者) | 早稲田大学理工学術院 | 修士課程2年 | 川島秀友 |
- 研究成果概要
- 社会現象における我々の行動は、規範やルールに基づく不確定な要素の集団的振る舞いとして捉えられる。本研究課題では、種々の社会現象がルールと不確定性の競合により生じたものと捉え、統計的に得られる分布の普遍性に着目した。統計物理学の観点に基づき、現象の詳細に依存しない共通の分布形成メカニズムを明らかにすることを試みた。
具体的に、以下の4項目を対象とした。
(1)対戦型スポーツ:サッカーに対するネットワーク構造・選手の集団的振る舞い・選手間相互作用の解析
(2)経済動向:映画の興行収入データに対する確率モデルの構築
(3)言語体系:日本語の単語を構成する音声に潜む統計性の抽出
(4)法体系:法令の階層構造における統計性の解明