表題番号:2015A-041 日付:2016/03/18
研究課題超小型人工衛星による薄膜展開構造の実証研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 宮下 朋之
研究成果概要
外形約12cm四方である超小型人工衛星の打ち上げが2016年度に予定している.衛星開発に必要な材料及び試験環境の構築を実施した.使用材料は米国軍事規格材料の使用が要求されており,一定の費用を充当し購入した後に衛星機体の製造を完了した.一方で,本衛星の重要な機能である直径約80cmの曲面らせん折り膜面の展開のため,真空環境試験環境の整備と試験を実施した.曲面らせん折り膜面はミウラ折りを発展させ,当研究室において改良が施されたものであり,宇宙空間での実証は世界初となるものである.また,LCDパネルを搭載し,熱輻射の入出力を制御する機能を有し,この点においても宇宙空間の実証は世界初となるものである.