表題番号:2015A-031
日付:2016/04/06
研究課題従業員の動機づけプロセスに着目したワーク・エンゲイジメントに関する実証的研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 商学学術院 大学院商学研究科 | 准教授 | 竹内 規彦 |
- 研究成果概要
- 本研究では、近年組織行動及び産業・組織心理学領域で注目を集めつつある従業員の「エンゲイジメント」概念について、従業員の動機づけ向上に関する心理的メカニズムに着目し、その先行要因の実証を試みた。収集した定量データの分析から、以下の点が明らかになった。①既存研究を支持し、従業員エンゲイジメントの心理尺度は「認知」「情動」「身体(活動)」の3因子構造を有している。②組織レベルの高業績HRMシステムが個人レベルの従業員エンゲイジメントに正の主効果がある。③高業績HRMシステムと従業員エンゲイジメントの正の関係は、個人レベルの心理的条件(psychological condition)によって媒介される。以上の成果は、現在海外学術誌に投稿準備中である。