表題番号:2014S-166 日付:2015/04/08
研究課題ランダムフォレスト法による鉱物化学組成の解析
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 本庄高等学院 教諭 新井 宏嘉
研究成果概要
鉱物化学組成から統計学的に鉱物相を判別することを試みた.化学組成データはDeer et al.のRock-forming mineralsシリーズから鉱物85族3763個の分析値を入力した.判別には機械学習の一種であるランダムフォレスト法を採用し,SiO2,TiO2など42成分の重量%値と合計値を用いた.解析の結果,判別に大きく寄与する変量はSiO2,ZrO2,TiO2,Al2O3,FeO,MnO,MgO,CaO,Na2O,K2O,P2O5などの主要成分であった.これら成分に限定して判別した場合の誤判別率は約5%である.本研究により,鉱物相は化学組成だけで十分判別できることが確認された.