表題番号:2014S-154
日付:2015/03/31
研究課題空間過程におけるフィッシャー情報量の非正則性の証明とその条件について
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 国際学術院 国際教養学部 | 助手 | 力丸 佑紀 |
(連携研究者) | 理学博士 | 柴田里程 |
- 研究成果概要
SARモデルにおけるFisher情報量の正則性の問題に取り組んだ。
Fisher情報量の二次形式から正則性の条件をやや簡単に表現した。そこからいくつかのモデルについて正則性・非正則性の条件を求めた。
一般的な条件を求めるための別のアプローチとして、Fisher情報量が非正則になる場合に起きる現象について確かめることにした。まずパラメータ推定の実験を行ったところ、正則な場合と比べ、非正則な場合は推定結果が悪くなる傾向があると確認できた。この際、伝達関数がz_1の関数とz_2の関数の積となるSARモデルの乱数生成法を確立した。この結果を9月の統計関連学会連合大会で発表した。