表題番号:2014S-129
日付:2015/04/10
研究課題民国期の中国語新聞・雑誌における対日認識―南京国民政府時期(1928~37)を中心に―
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 社会科学総合学術院 社会科学部 | 助手 | 島田 大輔 |
- 研究成果概要
- 本研究費を利用し、2015年3月に15日館、台北における海外調査を実施した。中央研究院近代史研究所・国史館・中国国民党党史館などで調査を行い、文献・史料を収集した。特に大きな成果は、①中国国民党の機関紙『中央日報』の全社説リスト化(1928〜75年・約1万2000点)を行ったこと、②同紙の戦前期(1928〜1945年)社説の全点収集(約4000点)、の二点である。また、「全国報刊索引」を利用し、民国期の対日認識に関係する雑誌記事を収集した。今回収集した文献・史料を分析することは今後の課題となるが、日本側の新聞社説と比較検討することで、民国期中国の対日認識の様相、そして日中間の認識の齟齬が明らかになるであろう。