表題番号:2014S-092 日付:2015/04/02
研究課題2009~2013年に生じた津波・高潮災害から得られた知見の収集・整理と分析
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 講師 三上 貴仁
研究成果概要
 本研究では、今後の沿岸災害の減災策を考えるにあたって有用な知見を提示することを目的として、2009~2013年の5年間に世界各地で生じた津波・高潮災害に関する情報の収集および整理を行った。2009年サモア諸島津波、2010年インドネシア・メンタワイ諸島津波については、避難につながる行動のトリガーや、避難経路の整備という観点から比較し、離島での被害軽減に重要な点を指摘した。2013年台風ヨランダによるフィリピンでの高潮災害については、近年に発生した他の高潮災害とは異なる特徴を有しており、台風の経路と沿岸地形に伴って変化する高潮のさまざまな特徴を把握しておくことが必要であることがわかった。