表題番号:2014S-080
日付:2015/04/01
研究課題Bose-Einstein凝縮系におけるゼロモードが及ぼす物理的影響に関する研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 基幹理工学部 | 助手 | 高橋 淳一 |
(連携研究者) | 早稲田大学基幹理工学部 | 非常勤講師、招聘研究員 | 中村祐介 |
(連携研究者) | 早稲田大学基幹理工学部 | 教授 | 山中由也 |
(連携研究者) | 大阪大学核物理研究センター | 研究員 | 大久保茂男 |
- 研究成果概要
- 申請者は自発的対称性の破れに伴い現れるゼロモード(南部-Goldstoneモード)が物理量に与える影響の解析を行った。ゼロモードは自発的対称性が破れた系を特徴づける重要なモードであるが、ゼロモードを物理量の計算に取り入れることはほとんどの研究でされていなかった。今回の研究では冷却原子Bose-Einstein凝縮系を想定した模型において様々な物理量の評価を行った。本研究期間において申請者は、(a)ゼロモードがソリトンの動的・熱力学的不安定性に与える影響、(b)ゼロモードがソリトンの粒子分布に与える影響、(c)ゼロモードが原子核の励起モードに及ぼす影響、の3点を明らかにした。