表題番号:2014S-027 日付:2015/04/13
研究課題ゴードン・クレイグの日本人形劇受容に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 助教 菊地 浩平
研究成果概要
 本研究課題において報告者は、ゴードン・クレイグが複数の未発表資料のなかで日本人形劇に言及している記述をもとに、彼の演劇活動にいかなる影響を与えていたかの検証を行ない、一定の成果を得た。
 クレイグの手書き草稿を含む未発表資料については、近年の研究において徐々にその重要性が指摘され始めてきている。だがクレイグの日本人形劇受容に関しては未だ十分な検証がなされてはおらず、本研究により当該分野に着手することで国際的にも重要な成果を発信することが可能になると考えられる。
 そうしたことを踏まえ本年度は、膨大な手書き草稿の中から日本人形劇に関する記述を抽出し、その内容を電子化した上で既刊の演劇論との関連を探った。