表題番号:2014S-025 日付:2015/04/13
研究課題郊外社会における共同性の再編
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 准教授 石田 光規
研究成果概要

 本研究は、開発された都市部に住む人びとが政策的理想像として掲げられたコミュニティ概念とどのように折り合いをつけてきたのか分析し、居住地域になぜコミュニティができなかったのか/できたのか明らかにする。その主要な仮説は、地域における開発の様相により、当該地区に住む人びとが体現する地域社会(コミュニティ)は異なるというものである。

 仮説検証のために、地域社会を開発経験に応じて5つに類型化し(具体的は多摩市の関戸、乞田・貝取、桜ヶ丘、愛宕、鶴牧を取り上げる)、それぞれの地区に体現されたコミュニティの様相を歴史資料分析、質的分析、量的分析の3つの手法を用いて明らかにした。