表題番号:2014K-6247 日付:2015/04/01
研究課題学校の朝の休み時間における子供の身体活動を推進する効果的なプログラムの開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 助教 石井 香織
研究成果概要
本研究の目的は、始業前の時間帯における運動介入が、始業前の児童の身体活動に与える影響について検討することとした。対象者は、東京都の公立小学校4校に在籍する5年生310名(男子177名)のうち、保護者より調査参加の同意が得られデータに欠損のない152名とした。本研究は始業前の時間帯における運動介入(201357月)と、介入前(T1)、介入後(T2)の2時点に測定を行った。調査参加への同意を得た研究参加校4校を介入校2校と対照校2校に振り分けた。介入校2校に対して、各校の始業前の時間帯に大学生指導者2名による運動遊びの介入を実施した。介入時間は、介入の内容や時間によって児童の身体活動推進の効果に異なる影響を与えることから(Ickes et al., 2012)、15分間の介入を行う学校と30分の介入を行う学校の2群に分けた。始業前の時間帯において、男子については30分の運動介入が、女子については15分の運動介入が身体活動推進のうえで効果的であることが明らかとなった。