表題番号:2014K-6225 日付:2015/04/10
研究課題人型エージェントに対する生理反応の時系列変化に着目した二段階知覚過程の実験的検証
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 松居 辰則
(連携研究者) 早稲田大学大学院人間科学研究科 大学院博士後期課程2年 田和辻可昌
研究成果概要

擬人化エージェントを観察した際に生じる特異的な情動反応,すなわち扁桃体の二段階の応答を生理データの時系列的な変化から外的に抽出できるかについて実験的に検討した.そこで,本研究ではNIRSおよび生理指標計測器を用いて,人間に対する類似度が段階づけられた顔刺激観察中の被験者の脳血流,容積脈波,発汗を計測した.また,VASVisual Analog Scale)を用いて,各刺激に対する被験者の快-不快の強度を得た.これによって,各顔刺激に対する快-不快の強度と生理指標との関係性,および評価の強度と二段階の応答の関係性の抽出を試みた.しかし,本実験から有効な結果は抽出されなかった.