表題番号:2014K-6220 日付:2015/02/12
研究課題うつ病復職者の職場見守りシステム構築に向けた管理職用ツールの開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 鈴木 伸一
研究成果概要

 本研究の目的は、復職をはたしたうつ病休職経験者の再発予防のための「職場における見守りシス テム」を構築することをねらいとして、復職者のメンタル不調につながる兆候を,上司等が簡便に評価可能な「日常業務でみられる行動面の兆候」に焦点を当てた他者評価チェックリストを開発することであった.研究の結果,うつ症状の重症度と精神疾患罹患の可能性を他者から見た行動的な兆候にて捉えることが可能なチェックリストが開発され,予測力が高い項目の組み合わせとカットオフ値を用いることにより,うつ症状の重症度と精神疾患罹患の可能性とを区別して判断することが可能であることが示唆された.